「だいしゅきホールド」の起源主張について
Twitterはめちゃくちゃ面白いSNSである。様々なネタツイを見る、かわいい動物の動画を見る、”いい”絵を見る...コンテンツの宝庫だ。そしていわゆる”炎上”を傍観して楽しむこともできる。
タイトルにもあるように「だいしゅきホールド」という言葉の起源主張に関して論争が勃発した。
だいしゅきホールドは性交時に一方がもう一方の背中側に両手両足を回し、抱きつくような体勢を指し、初出は2009年の2ちゃんねる(現5ちゃんねる)の掲示板のひとつ、ニュー速vipでの書き込みとされている。
2ちゃんねるは匿名電子掲示板サイトであるため当書き込みを行った人物を特定することが難しい。
しかしTwitterでとあるアカウントがその「だいしゅきホールド」の書き込みをしたのは自分であるという旨のツイートをする。
そしてそのツイに対しこのような引用RTが。
「だいしゅきホールド」って名前考えたの僕なんですけど、「アレ書いたのオレなんスよw」って自慢するのが恥ずかしくて今まで黙っていたら、ラノベ作家さんにお仕事の宣伝に使われはじめてしまいました。
— どんぷく (@donpuku) March 8, 2020
とてもつらい。おなかいたい。ぼくのものじゃなくていいけど あなたのものではないハズです。 https://t.co/rNgmJXcMEo
三国陣氏が「だいしゅきホールド」起源主張し、それがバズると自身のラノベを宣伝する。そこにどんぷく氏が上のツイートをする。
どんぷく氏はインターネットにおける匿名性を重視したため今まで起源主張はしなかったが、三国陣氏の起源主張によりその特性が損なわれそうになったため、自身が名乗り出て発案者を有耶無耶にしようとした。どんぷく氏曰く「みんなのものにしたかった」のだという。
それに対し三国陣氏が返信するのだが
言い方がちょっとアレであるためあまり周囲反応がよろしくない。
私的にはどんぷく氏のスタンスがインターネットにおいては正しいのかなと感じるが
どんぷく氏は起源が自信にあることを認めろというのではなく発信者不明のままネットの海に還そうと言っているだけなのにどうして拒否されてしまうのだろうか......
ではどんぷく氏が発案者であるという証拠はあるのかいう話だが(最早この際そこに証拠を求める必要も無く、ナンセンスなことだが)、「だいしゅきホールド」の書き込みをしたIDの当日の他の書き込み内容とどんぷく氏のの性癖が一致している、くらいしかない。
しかしどんぷく氏のTwitterでは自信の性癖についてのツイートが10年続けられてきており、彼が書き込みをした人物と一致しないのであれば、彼は10年間書き込み者の性癖を研究しそれを真似してきた本物の変態となってしまう。無いとも言えないがあまり考えにくい(考えたくない)ことだ。
また、「2ちゃんねるでの書き込み以前に別の場所で書き込みをしていたのではないか?」という疑問については、三国陣氏自身がそれを否定している。
はっきりと認めた発言をしていないがそう解釈する以外にないだろう。
結論としては、三国陣氏が99%くらい怪しいがどんぷく氏が怪しくないという訳ではない。どんぷく氏と書き込みをした人物の性癖が一致しているというだけだ。
私からすれば起源主張に対してそれが真か偽かなんてどうでもいいことで、どんぷく氏のスタンスが気に入っただけ。三国陣氏を批判するつもりはない。
この炎上でどんぷく氏の過去ツイが続々と発掘されているのだが、自身の世界観を感じさせるワードセンスや性癖に対するまっすぐな想いがすごいと思いました(小並)