理系大学生の戯れ言

底辺理系大学生が書く戯れ言

あれ?いつの間にか2021年も終わるぞ…?

2021年の目標を見返した。すると以下の5点を目標に掲げていた。

・専門科目の勉強

・英語の勉強

・集中力を取り戻す

・メンタルの回復および人間関係をしっかりとする

・趣味を見つける

 

ということで1つ1つ振り返っておく。

 

まずは専門科目の勉強について。

これはたぶん結構真面目に取り組んだ。これは大学の授業のことを言っていて、具体的には量子力学や電磁気、固体物理、あとは復習として統計力学など。一応学科で設定されている科目としては高分子や生体分子とかの化学寄りの科目も履修したが、まあ物理系の科目ほど熱心に勉強してはいない。とりあえず点数取れればいいやというスタンスで臨んでいた。

まあこの点に関しては頑張りましたくらいしか言及することがない。

 

・英語の勉強

たしか4月頃にTOEICを受けた。

 

nu-stibium.hatenablog.com

 

3月だった。

この記事で書いたように、800点を獲得した。800のったらいいなあ、あわよくば800点後半くらいまで…と思っていたために、ここでモチベーションが途切れた。これ以降本当に勉強していない。

したがって英語に関してはそこまでちゃんと取り組めなかったのかなという評価。

4年になればおそらく英語は嫌でも必要になるから、まあなるようになれってことで。僕は自分のセンス()を信じる。

 

・集中力を取り戻す。

集中力は微増した。代わりに回復が大幅に遅くなった。さらに悪いことに、追い詰められたときの集中力が大幅上方修正された。一見よさげなことに見えるかもしれないが、僕のような堕落した人間は、追い詰められたときの集中力で味を占めると、どんどん日常的に努力しなくなる。これは精神衛生上よろしくない。どうしたものか。

 

・メンタルの回復および人間関係をしっかりとする

ほとんどずっと落ち込んでいたメンタルだが、今年は極わずかに良化。といってもマイナスはマイナス。真面目に勉強・講義に取り組めるくらいの余裕は回復した。まあ詳細な話はこういう場で書くものではないからこの程度で。

 

・趣味を見つける

もともと「この程度で趣味と言って良いのか…?」状態にあった読書(特に小説)を趣味と言い張れるようになった。まあ読書って自己満足やし、そんなもんやろ!って開き直って、読みたいと思った少数精鋭の本を読んだ。今年読んだ本なんて両手に収まるくらいの量かもしれない。具体的に挙げると

 

・行人(夏目漱石

彼岸過迄(同上)

草枕(同上)

文鳥夢十夜(同上、短編)

・雪国(川端康成

・破戒(島崎藤村

ヰタ・セクスアリス森鴎外

・瓶詰の地獄(夢野久作、短編集)

十角館の殺人綾辻行人

どちらかが彼女を殺した東野圭吾

 

小説でぱっと思い出せるのはこのくらい。破戒辺りまではいわゆる純文学色の強い作品で瓶詰の地獄以降はミステリー系。ドグラ・マグラが以外にも面白くて、夢野久作の短編集にも手を出したが、これがまた面白かった。そこから派生して本格ミステリーにも興味を持ってつい最近ミステリーを読み始めた。

十角館の殺人』、『どちらかが彼女を殺した』はYouTubeチャンネル、ほんタメにてかのヨビノリのたくみ氏が紹介されていて、それにまんまと乗せられて買った。ほんタメ面白いんで本好きは見て。

ほんタメ - YouTube

 

そして夏目漱石はこれで前後期3部作を全て読み終えた。その勢いで「初期の名作」と評価されるところの『草枕』を手に取ったのだが、これが失敗だった。話の大筋は単純で簡素なためわかりやすいが、それ以外の情景描写など、この小説が評価されているであろう部分が難解を極めている。というのも見知らぬ単語や、詩、漢詩が所々に出てくるからで、文庫本(手元にあるのは新潮文庫のもの)では巻末に注釈があるため、そこを参照すれば意味は汲めるが、何度も注釈と本文を行き来するのがとんでもなく面倒。

草枕はある程度のそういう素養がある人にしか読めないのでは?現代人が読むようなものではないな?と、過剰にではなく、そう思わせてくれる作品だった。

 

話がずいぶん脱線したが、もう一つ趣味ができた。スピッツだ。あのぴったりとした衣服…それはスパッツ。ああ蒸留酒ね…それはスピリッツ。

…たぶん老害というのは歳を取って急に発現する性質ではなくて、若いときから持ち合わせていた『老害性』が顕著になることを言うのかもしれないと、これを書いていて感じました…

それはさておき、今更ながらスピッツにはまった。きっかけはたまたまYouTubeで『紫の夜を越えて』を再生したこと。その後Spotifyで適当に聴き漁ったら、ああこれもスピッツなのかと感じるような、耳なじみのある曲ばかりで、いつの間にかはまっていた。

最近のお気に入りのアルバムは『とげまる』特に『恋する凡人』が好き。その前は『ハチミツ』が好きだった。中でも特に『あじさい通り』が好き。

正直自分は音感も死んでるし、ドラムがどうだとかベースが云々もよく分からないけど、音楽はそういう人でも楽しめるように作られてるからすごいよね。音楽に限らず、絵も文章も、そこになんとなく良さを感じることができれば十分だよね。そういう学びも得た。

 

こんなところだろうか。進路が定まってきた1年だった。あとはちゃんと真面目にコツコツと勉強して、進級することができれば良いんだが。では。